小名川・古湊地区
◆歴史と文化の散策路「小名川・古湊地区」のイメージ
市街地において唯一の水環境を提供する小名川は、この環境をまちづくりの資源として利用し、水と親しむ空間と道の形成を図って行く。また、古湊地区は、港町小名浜の発祥の地として、歴史や文化を地域資源と捉えたまちづくりを進めて行きたい。
◆歴史と文化の散策路「小名川・古湊地区」ハード整備の年次計画
◆歴史と文化の散策路「小名川・古湊地区」への仕掛けづくり−1
(今日 「現在〜3年後」へのアクションプログラム)
1,「小名川―浄光院―陣屋跡―富ヶ浦公園―米野通り」を巡る散策路づくり
- 小名浜の歴史と文化発祥地として、地域市民が気軽に歴史に触れることができ、観光客がまちなかを回遊できる散策コースづくり。
2,小名川の浄化に向けた市民運動組織づくり
- 小名川の浄化に向け、地域住民の参加による「(仮称)小名川の浄化を進める会」の設立。
- 浄化運動と共に、水量アップの方策の検討。
3,浄光院の歴史遺産の活用
- 梵鐘、小名浜八景碑、歴史上の人物の墓などを紹介する境内の案内図の設置。
- 富ヶ浦公園と寺との間を花壇化による装飾。
- 住職の歴史講話会や、抹茶や和菓子の提供、散策時の気軽な休憩場所としての開放。
4,陣屋跡の再興
5,富ヶ浦公園の市民の森として行くための市民運動の展開
- まちなかでの自然体験の場として、富ヶ浦公園を維持管理・整備していくため、「(仮称)自然豊な富ヶ浦公園づくり市民の会」の組織化。
- 市民運動と共に、自主的な管理を行うなど自然の保護によるまちづくり活動の展開。
- 裏山全域を市民の森と位置付け、開発をするのではなく、幾つもの遊歩道コースなどをソフト的な展開づくり。
- 公園内の動物・植物の実態調査ととりまとめ。
6,米野通りの保存と地域固有の資源の活用
- いわき市景観条例に基づく景観形成重点地区の指定と、素の中での景観重要建築物等の指定による「うだつ」のある建屋や風景保存活動の展開。
- 地域理解のため、歴史的建造物を保存し、地域市民や観光客などへ、蔵や建屋などを公開し、小名浜の歴史を紹介する。
- 地域固有の資源である漁師料理・地元料理店づくりにより、小名浜の文化を紹介する。
- 米野通りの家々に古くから存在する「屋号」を復活させ、イメージづくりを行う。
◆ 歴史と文化の散策路「小名川・古湊地区」への仕掛けづくり−2
(明日 「5年〜10年後」へのアクションプログラム)
1,景観重点地区への指定
- 小名浜の発祥の地として歴史豊かな古湊区(特に米野通り)を、景観重点地区し歴史的遺産の保護を進めるための働きかけを行う。
2,駐車場の整備と共同管理
- 散策へ訪れる方々への駐車場確保策として、地権者と共に駐車場の管理を行う。
◆歴史と文化の散策路「小名川・古湊地区」への仕掛けづくり−3
(あさって 「10年後以降」へのアクションプログラム)
1,各種整備着工へ向けた実施計画づくりへの意見のとりまとめ
- 計画に沿った小名川沿道の整備や、米野通り整備を進めるため、市民の意向の取りまとめや、ソフト事業展開による賑わいづくり。
|